2016年度東京大学医学部五月祭企画

骨密度測定

骨密度測定の画像

骨密度ってそんなに大事なの?

よく食べてよく運動し、しっかり睡眠をとる。丈夫な体をつくるために大事にするべきことだと、ご両親や先生から教わりませんでしたか?よく運動している人は骨が太く強くなりやすいです。

しかしみなさん、骨の強さってどうやって判断するのか、あるいは測定できるのかご存知ですか?骨の強さってそもそもなんなのでしょうか。実は骨の強さにおいて骨密度は重要なのです。ちょっと詳しい説明をさせて頂きますね。

骨の強さは骨密度と骨質で決まる

骨の強さは骨密度と骨質という主に2つの要素で決定されます。骨密度とは、骨に含まれるミネラルの量の事を表します。骨質とは、微小骨折の有無やコラーゲンの質、石灰化度など骨の品質の事を表します。骨の強さに関係する割合は、骨密度:骨質=7:3だそうです。骨質は現在の技術では測定できませんが、骨密度は測定することができます。

5月祭では毎年骨密度を測定し、参加の皆様から好評をいただいております。かかとで測定させて頂くので、靴下やストッキングなどは脱いで頂くことになります。女性用に更衣室をご用意しておりますので、そちらでお着替えください。申し訳ありませんがご了承くださいませ。

骨粗鬆症の予防につながる

骨密度は20歳頃まで増え続け、その後は40歳の後半ぐらいまで維持されます。その後、加齢や生活習慣などによって低下することがあります。骨密度が低下し、骨が弱くなった状態を骨粗鬆症と言います。骨粗鬆症はロコモティブシンドローム(運動器症候群)の原因の一つで、骨折の危険性が増すため、怪我をして骨折してしまうと介護が必要になりQOL(生活の質)が低下してしまう可能性があります。

骨密度測定結果は骨粗鬆症に注意するべきかの指標となります。喫煙や過度な飲酒を避ける、日常的に適度な運動をするなど、生活習慣の改善で骨粗鬆症は予防できます。皆様、ぜひ測定にいらしてください。我々医学部学生と一緒に骨の健康を考えましょう。皆様にお会いできることを楽しみにお待ちしております!

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