2017年度東京大学医学部五月祭企画
2017年5月20日㈯,21日㈰
普段は家族や大学の先生方、そして周りで見守って下さる多くの方々に支えられている私たちですが、この度は学生の間で唯一にして最大の発信の機会である五月祭を迎えるということで、恩返しとして皆さんを少しでも楽しませられたら、そして下の世代の方々にも何かを伝えられたらと思い、運営一同、自分たちなりに医療に向き合い、準備を進めて参りました。
例年は医学科4年生を中心に運営しているこの企画。幸いなことに今年から医学科の他学年の方だけでなく、健康総合科学科の学生も参加して下さり、まさに医学部が一丸となって展開する五月祭最大の総合企画となりました。
今年のタイトルは「プロジェクトH」です。
病気でなければ「健康」なのか。病気であれば「不健康」なのか。現代標準医療への疑問を皮切りに、健康(Health)の定義や、病院(Hospital)の在り方を、おもしろさ(Humor)を忘れずに問い直そうという決意で、このタイトルを掲げました。
医療の根底を流れる精神は不変です。そしてその原点は鳥やサルが互いに行う毛づくろいまで遡る事が出来ると故梶田昭先生は指摘しています。まさに、私たちが今一度思い出すべき事なのかもしれません。
いま医療は間違いなく病院という枠を再び超えつつあり、将来誰もが携わりうるからこそ、皆さんと一緒に将来の医療について思いを巡らせる意義があると考えます。私たちの様々な思いが詰まったこの企画(Harmony)を、是非ごゆっくりとお楽しみください。
最後になりましたが本企画を実施するにあたり、多くの企業様、先生や職員の方々、他学年他学科の方々には多大なご協力を頂きました。 この場をお借りして心より感謝を申し上げます。
(2017年東京大学医学部五月祭企画代表 今井翔大)
Last updated: 2017年 5月 06日